少人数学級の取り組みが行われている地域の事例
小中学校の1クラスの人数は、40人ほどであるケースが大半です。
しかし、最近は1クラスの人数を20~30人にする「少人数学級」が注目を集めています。
こちらでは、全国に先駆けて少人数学級を導入した地域の事例をご紹介します。
- それぞれの事例
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山形県における事例
山形県では、全国に先駆けて少人数学級編成が取り入れられました。
平成22年に実施された有識者のヒアリング調査によると、少人数制学級によって生徒の学力が向上し、
欠席率が低下したことが分かっています。
少人数学級には、先生が生徒を細かく見られる、生徒同士の仲間意識が強くなるといった
メリットがあります。
大人数の学級に比べて、大きなトラブルが起こりにくく、起こっても解決しやすい環境です。
山形県では、平成14年に少人数学級が導入されてから、年々不登校や欠席者が低下していっています。
少人数学級は、生徒に良い影響を及ぼす可能性が高いと考えられます。
埼玉県志木市における事例
埼玉県志木市の「志木市立小学校」でも、25人ほどの学級編成がなされ、実態調査が行われました。
調査では、担任が児童へ接する時間や児童同士の関係、習熟度といった状況を確認します。
結果、生徒同士のコミュニケーションや教員の指導状況が、実施前と比べて改善したことが分かりました。
あくまで教員の主観的な評価ですが、8割以上の教員が変化を感じ、生徒同士のコミュニケーションが増えたと回答しています。
志木市の取り組みでも、少人数学級によって教育環境が改善したことが分かりました。
愛知県犬山市における事例
そのほかに、少人数学級への取り組みが行われた地域には、愛知県犬山市があります。
「犬山市立犬山中学校」では、少人数教育の可能性を探るため、2001年に独自に非常勤講師を採用し、
少人数教育を導入しました。
こちらの取り組みは、生徒の学習の習熟度を問わずに2つのクラスに分け、二人の教員がそれぞれ
受け持つといったものです。
結果、教員は生徒たちの様子に応じて授業スタイルを変え、柔軟な授業を行えるようになりました。
少人数学級は、生徒の授業への理解度を高めるのにも効果的だと考えられます。
- 少人数学級で学ぶには?
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現在は、全国各地の自治体で少しずつ少人数学級が取り入れられ始めています。
しかし、子どもを少人数学級に入れたいと考えても、お住まいの自治体で少人数学級を実施している
ところがなければ通わせられません。
もしも実施している学校が近くにないなら、少人数学級のある学校を探して進学させてみては
いかがでしょうか。
専門学校の「動物飼育技術学院」では、少人数で学べる環境が整っています。
学校があるのは、東京都の下北沢や板橋、静岡県の沼津といったエリアです。
少人数学級に興味がある方は、ぜひお近くの学校までご相談ください。
現在、少人数学級に対する注目が集まっており、山形県や埼玉県志木市、愛知県犬山市を始めとした
さまざまな地域で取り入れられています。
今後さらに広まっていくと考えられますが、現時点では大人数の学級が多数です。
少人数学級で子どもを学ばせたい方は、ぜひ「動物飼育技術学院」の説明会にお越しください。